危険物取扱者

建築・技術

危険物取扱者は、消防法に基づく国家資格で、ガソリンや灯油、アルコール類など火災の危険性が高い「危険物」を取り扱ったり、取り扱いに立ち会ったりするために必要な資格です。ガソリンスタンド、化学工場、タンクローリー、ボイラー施設など、一定数量以上の危険物を扱う施設では危険物取扱者を置くことが義務付けられており、産業の現場を支える定番資格として知られています。

試験は一般財団法人消防試験研究センターが都道府県ごとに実施しており、東京など都市部ではほぼ毎月受験機会があります。資格は、全類を扱える甲種、第1類から第6類まで類別に分かれる乙種、ガソリン・灯油など特定の危険物に限られる丙種の3区分です。中でもガソリン・灯油・軽油などを扱える乙種第4類(乙4)は、受験者が最も多い人気区分で、合格率は30〜40%前後です。乙種・丙種は誰でも受験でき、甲種には大学での化学系の履修や乙種の実務経験などの受験資格があります。

受験者は工業高校生から化学・石油・運輸業界の社会人、ビルメンテナンス志望者、ガソリンスタンドのアルバイトまで非常に幅広く、年間の受験者数は全類合計で30万人を超える規模です。マークシート方式で市販テキストも豊富なため、独学で挑戦しやすい国家資格の入門としても人気があります。日程・手数料の詳細は公式サイトでご確認ください。

危険物取扱者の基本情報

主催団体 一般財団法人消防試験研究センター
区分 国家資格
受験料の目安 丙種3,700円〜甲種6,600円前後(種類により異なる・年度により変動あり)
受験方式 筆記試験(五肢択一・マークシート)
開催時期の目安 都道府県ごとに年複数回(都市部ではほぼ毎月実施)
級・レベル構成 甲種・乙種(第1類〜第6類)・丙種
難易度・合格率の目安 乙種第4類は普通(合格率30〜40%前後)、丙種はやさしめ、甲種はやや難
公式サイト www.shoubo-shiken.or.jp

※受験料・日程・試験内容は年度により変動する場合があります。お申し込み前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

こんな人におすすめ

  • ガソリンスタンドや化学・石油関連工場で働く人、働きたい人
  • 独学で取りやすい国家資格から挑戦したい学生・社会人
  • ビルメンテナンスや設備管理の仕事に資格を揃えたい人
  • タンクローリー乗務など運送業でのキャリアに活かしたい人

取得後の活かし方

乙4を取得するとガソリンスタンドでの資格手当や深夜ワンオペ勤務の要員として重宝されるほか、化学工場・塗料工場・タンクローリー乗務など幅広い職場で必置資格として評価されます。就職・転職時の実用性が高い資格です。

ビルメンテナンス業界では電気工事士・ボイラー技士などと並ぶ定番資格の一つで、複数取得で選択肢が広がります。さらに乙種の他の類や甲種へ広げれば、危険物保安の専門人材として製造業でのキャリアアップにつながります。

公式サイトで詳細を見る

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