CAD利用技術者試験は、一般社団法人コンピュータ教育振興協会(ACSP)が実施する、CAD(コンピュータ支援設計)を利用するための知識と技能を評価する検定試験です。1990年代から続く歴史があり、CAD系の資格としては国内で最も広く知られた試験の一つです。機械・建築・製造など設計図面を扱うあらゆる業界で、CADオペレーターや設計補助として働くためのスキルの証明として活用されています。
試験は2次元CADと3次元CADに大きく分かれます。2次元は基礎・2級・1級(機械・建築・トレースの分野別)で構成され、基礎と2級は全国のテストセンターや自宅等で受験できるCBT/IBT方式により随時受験が可能です。1級や3次元の各級は、実際にCADソフトを操作して作図する実技を含み、例年前期・後期の年2回程度実施されます。合格率は基礎・2級で50〜70%前後、1級はより実践的な難度になります。
受験者は工業高校や専門学校、大学でCADを学ぶ学生、設計事務所や製造業でCADを使う若手社員、CADオペレーターへの転職を目指す社会人などが中心です。受験資格の制限は原則なく(3次元準1級・1級は下位級合格等の要件あり)、学習の到達度を段階的に測れるため、未経験からCADスキルを身につける道筋として利用しやすい検定です。試験日程・受験料の詳細は公式サイトでご確認ください。
CAD利用技術者試験の基本情報
| 主催団体 | 一般社団法人コンピュータ教育振興協会(ACSP) |
|---|---|
| 区分 | 民間検定 |
| 受験料の目安 | 種目・級により4,400〜16,500円前後(年度により変動あり) |
| 受験方式 | CBT(基礎・2次元2級等)/筆記+実技(2次元1級・3次元等、種目により異なる) |
| 開催時期の目安 | 基礎・2次元2級はCBTで随時、1級・3次元は年2回程度(前期・後期) |
| 級・レベル構成 | 2次元(基礎・2級・1級〈機械・建築・トレース〉)・3次元(2級・準1級・1級) |
| 難易度・合格率の目安 | 基礎・2級は普通(合格率50〜70%前後)、1級はやや難 |
| 公式サイト | www.acsp.jp |
※受験料・日程・試験内容は年度により変動する場合があります。お申し込み前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
こんな人におすすめ
- CADオペレーターとして就職・転職したい人
- 製造・建築業界で設計補助のスキルを証明したい人
- 工業系・デザイン系の学生でスキルを形にしたい人
- 在宅ワークにつながる技術系スキルを学びたい人
取得後の活かし方
製造業や建築設計事務所、建設会社では図面作成の実務でCADが必須であり、本試験の合格はCADスキルの客観的な証明として採用時に評価されます。特に実技を含む1級や3次元の上位級は、実務レベルの操作力を示せます。
CADオペレーターは派遣・在宅など働き方の選択肢が広い職種で、子育て中の再就職やキャリアチェンジにも向いています。3次元CADのスキルは自動車・機械メーカーの設計開発や3Dプリンタ活用の分野でも需要が伸びており、キャリアの幅を広げる足がかりになります。


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