システムアーキテクト試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する情報処理技術者試験の「高度試験」(スキルレベル4)に位置づけられる国家試験です。情報システムやIoTを利用した組込みシステムの開発において、要件定義からアーキテクチャ設計までの上流工程を主導する技術者を対象としており、上級システムエンジニアの登竜門とも呼ばれています。
出題範囲は、システム要件の定義、ソフトウェア方式設計、情報セキュリティの確保、開発プロセスの標準化など多岐にわたります。知識を問う多肢選択式・記述式の問題に加えて、自身の開発経験を題材に設計上の工夫や判断の根拠を説明する論述式試験が課されるため、実務に裏打ちされた設計力と文章力の両方が求められます。受験資格の制限はなく、誰でも受験できます。
令和8年度(2026年度)からはCBT方式へ移行し、前期(2026年10月~11月)と後期(2027年2月~3月)の年2回、全国のテストセンターで受験できるようになります。合格すれば要件定義・設計工程を任せられる技術者であることを国家試験で証明でき、プロジェクトの中核メンバーやITアーキテクトへのキャリアアップに直結する試験です。
システムアーキテクト試験の基本情報
| 主催団体 | 独立行政法人情報処理推進機構(IPA) |
|---|---|
| 区分 | 国家資格 |
| 受験料の目安 | 7,500円(税込) |
| 受験方式 | CBT方式(多肢選択式・記述式・論述式)※令和8年度から移行 |
| 開催時期の目安 | 年2回(前期:2026年10月~11月、後期:2027年2月~3月) |
| 級・レベル構成 | 単一区分(高度試験・スキルレベル4) |
| 難易度・合格率の目安 | 最難関(上流工程の設計経験が問われる論述式試験あり) |
| 公式サイト | www.ipa.go.jp |
※受験料・日程・試験内容は年度により変動する場合があります。お申し込み前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
こんな人におすすめ
- 要件定義やシステム設計など上流工程を担当するシステムエンジニアの方
- ITアーキテクトとして設計の専門性を証明したい方
- 応用情報技術者試験の次の目標を探している方
- 組込みシステムやIoTシステムの開発でスキルアップを目指す方
取得後の活かし方
システムアーキテクト試験に合格すると、システム開発の上流工程を担える人材であることを客観的に示せるため、SIerやITベンダーでの昇進・昇格、プロジェクトの中核ポジションへの登用などで評価されます。フリーランスのエンジニアが単価交渉の材料として活用するケースもあります。
また、高度試験の合格者は他の高度試験や情報処理安全確保支援士試験の一部免除制度を利用できるため、ITストラテジストやプロジェクトマネージャなど関連する上位資格へ挑戦する足がかりにもなります。
よくある質問
Q. システムアーキテクト試験の受験料はいくらですか?
A. 7,500円(税込)
Q. システムアーキテクト試験の難易度・合格率はどのくらいですか?
A. 最難関(上流工程の設計経験が問われる論述式試験あり)
Q. システムアーキテクト試験はどのように受験しますか?
A. CBT方式(多肢選択式・記述式・論述式)※令和8年度から移行
Q. システムアーキテクト試験はいつ受験できますか?
A. 年2回(前期:2026年10月~11月、後期:2027年2月~3月)



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