樹木医

自然・環境

樹木医は、一般財団法人日本緑化センターが認定する、樹木の診断・治療の専門家資格です。天然記念物の巨樹や街路樹、公園樹木などの健康状態を診断し、病気や衰えた樹木の治療、後継樹の育成、樹木保護に関する知識の普及などを担う「木のお医者さん」として知られています。

資格取得までは二段階で、まず7月に実施される研修受講者選抜試験(第1次審査)に合格する必要があります。筆記試験では樹病学や昆虫学、土壌学など幅広い分野が出題されます。選抜試験の合格者は樹木医研修を受講し、講義と実習、科目試験、樹種識別の適性試験、面接からなる資格審査を経て、合格者が樹木医として登録されます。受験には樹木の保護・育成に関する5年以上の業務経験、または樹木医補の資格と1年以上の業務経歴が必要で、造園業や林業の技術者、自治体の緑地管理担当者などが多く受験しています。研修では樹木の生理や病虫害、土壌診断など幅広い科目を第一線の専門家から直接学ぶことができ、合格後の実務にも直結する内容です。

最終的な認定までの道のりは長く難易度の高い資格ですが、樹木保護の分野では第一級の専門資格です。受験料や実施方法は変更される場合があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。

樹木医の基本情報

主催団体 一般財団法人日本緑化センター
区分 民間検定
受験料の目安 研修受講者選抜試験 19,000円(樹木医補の認定者は16,000円)・合格後の研修受講料 120,000円
受験方式 会場(選抜試験+研修・資格審査)
開催時期の目安 年1回(選抜試験は7月、研修・審査は秋)
級・レベル構成 単一区分(若手向けに樹木医補の認定制度あり)
難易度・合格率の目安 上級(最終的な合格率 約20%前後・年度により変動)
公式サイト www.jpgreen.or.jp

※受験料・日程・試験内容は年度により変動する場合があります。お申し込み前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

こんな人におすすめ

  • 造園業や林業で樹木の管理・診断の専門性を高めたい人
  • 自治体や公園管理で街路樹・公園樹木を担当している人
  • 天然記念物や巨樹の保護活動に専門家として関わりたい人
  • 樹木医補の資格を取得し次のステップを目指す若手技術者

取得後の活かし方

樹木医は造園会社や樹木管理会社で診断・治療業務の中核を担う資格で、自治体発注の樹木診断業務では樹木医の関与が要件とされる例も多く、受注面で大きな強みになります。造園施工管理技士などと組み合わせて独立開業する人もいます。

また、天然記念物や保存樹の保護事業、緑化イベントでの講師活動など、地域の緑を守る活動でも専門家として頼られる存在です。樹木への深い知識を活かし、環境教育やボランティア活動で活躍する樹木医も少なくありません。

公式サイトで詳細を見る

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