ボイラー技士は、労働安全衛生法に基づく国家資格(免許)で、ビルや病院、工場などに設置されるボイラーを安全に取り扱うための資格です。ボイラーは高温・高圧の蒸気や温水を作る設備であり、規模に応じて有資格者による取り扱いや作業主任者の選任が義務付けられています。二級・一級・特級の区分があり、二級はすべてのボイラー取扱者になれる入門資格、上位級はより大規模なボイラーの取扱作業主任者に選任される際に必要となります。
免許試験は公益財団法人安全衛生技術試験協会が、全国7か所の安全衛生技術センターなどで実施しており、二級は会場によって毎月のように受験機会があります。試験科目はボイラーの構造、取り扱い、燃料・燃焼、関係法令の4科目でマークシート方式です。二級の合格率は50%前後と国家資格の中では取り組みやすい水準ですが、免許の交付には実技講習の修了などの要件があります。
受験者はビルメンテナンス・設備管理業界の従事者や志望者、工場の設備担当者が中心で、定年後の再就職に備えて取得する方も多くいます。近年は小規模貫流ボイラーの普及で免許不要の設備も増えていますが、病院・ホテル・工場など大型設備を持つ現場では依然として有資格者が求められており、設備管理系資格の定番として根強い需要があります。試験日程等の詳細は公式サイトでご確認ください。
ボイラー技士の基本情報
| 主催団体 | 公益財団法人安全衛生技術試験協会 |
|---|---|
| 区分 | 国家資格 |
| 受験料の目安 | 8,000円前後(年度により変動あり) |
| 受験方式 | 筆記試験(五肢択一・マークシート) |
| 開催時期の目安 | 全国の安全衛生技術センターで年数回〜毎月程度(会場により異なる) |
| 級・レベル構成 | 特級・一級・二級 |
| 難易度・合格率の目安 | 二級は普通(合格率50%前後) |
| 公式サイト | www.exam.or.jp |
※受験料・日程・試験内容は年度により変動する場合があります。お申し込み前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
こんな人におすすめ
- ビルメンテナンス・設備管理業界で働きたい人
- 工場やプラントの設備担当としてスキルを証明したい人
- 定年後の再就職に備えて実用的な国家資格を取りたい人
- 電気工事士・危険物取扱者と合わせて資格を揃えたい人
取得後の活かし方
ボイラー技士は、電気工事士・危険物取扱者(乙4)・冷凍機械責任者と並ぶ「ビルメン4点セット」の一つとされ、ビル管理・設備管理会社への就職・転職で評価されます。病院やホテル、工場など蒸気設備を持つ職場では必置となる場合があり、安定した需要があります。
一級・特級へステップアップすれば、大規模ボイラーの取扱作業主任者として、工場やプラントで責任あるポジションを担えます。エネルギー管理や熱設備の知識は、省エネ・脱炭素が重視される現在の設備管理業務全般で活きる知識です。


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