技術士は、技術士法に基づく国家資格で、科学技術に関する高度な専門知識と応用能力、そして高い技術者倫理を備えた技術者であることを国が認定するものです。機械、電気電子、建設、上下水道、情報工学など21の技術部門があり、文部科学省所管のもと公益社団法人日本技術士会が試験を実施しています。
資格取得はまず第一次試験(基礎科目・適性科目・専門科目のマークシート式)に合格して修習技術者となり、実務経験を積んだうえで第二次試験に挑む流れです。第二次試験は専門分野の記述式筆記試験と口頭試験で構成され、課題解決能力や技術者倫理まで深く問われる、技術系資格の中でも最難関クラスの試験として知られています。第一次試験は年齢・学歴を問わず誰でも受験できます。なお、文部科学大臣が指定した大学等の教育課程(JABEE認定課程)の修了者は、第一次試験が免除され修習技術者として扱われます。
受験者は建設コンサルタントやメーカー、インフラ関連企業の技術者が中心で、特に建設部門では公共事業の管理技術者要件として高い価値を持ちます。受験手数料は2026年に改定されており、試験制度も見直されることがあるため、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
技術士・技術士補(技術士試験)の基本情報
| 主催団体 | 公益社団法人日本技術士会 |
|---|---|
| 区分 | 国家資格 |
| 受験料の目安 | 第一次試験 13,000円・第二次試験 20,500円(2026年1月に改定) |
| 受験方式 | 会場受験(第一次試験はマークシート、第二次試験は記述式筆記+口頭試験) |
| 開催時期の目安 | 各年1回(第一次試験11月・第二次試験は筆記7月) |
| 級・レベル構成 | 第一次試験・第二次試験(機械・建設・電気電子など21技術部門) |
| 難易度・合格率の目安 | 上級(第一次試験の合格率 約40%前後・第二次試験 約10%前後、部門・年度により変動) |
| 公式サイト | www.engineer.or.jp |
※受験料・日程・試験内容は年度により変動する場合があります。お申し込み前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
こんな人におすすめ
- 建設コンサルタント業界でキャリアを築きたい方
- 技術者として国の認定する最高峰の資格が欲しい方
- 公共事業の調査・設計業務で管理技術者を目指す方
- 理工系学生・若手エンジニアで将来の布石を打ちたい方
取得後の活かし方
技術士は建設コンサルタント登録や公共事業のプロポーザルにおける管理技術者・照査技術者の要件となっており、特に建設部門では会社の受注力に直結するため、資格手当や昇進で厚遇されやすい資格です。
独立して技術士事務所を開業したり、顧問・技術評価者として活動する道もあります。まず在学中や入社後早期に第一次試験に合格し、実務経験を積んで第二次試験に挑戦するのが標準的なキャリアパスです。



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