公害防止管理者

自然・環境

公害防止管理者は、特定工場における公害防止組織の整備に関する法律に基づく国家資格です。大気汚染や水質汚濁、騒音・振動、粉じん、ダイオキシン類などの公害を防止するため、一定の要件に該当する工場では公害防止管理者の選任が義務づけられており、その有資格者を認定するための国家試験が毎年実施されています。

試験は経済産業省・環境省の委託を受けた一般社団法人産業環境管理協会が実施し、例年10月上旬に全国の主要都市で行われます。大気関係や水質関係の第1種から第4種をはじめ、騒音・振動関係、粉じん関係、ダイオキシン類関係、公害防止主任管理者まで全13の試験区分があり、マークシート方式の筆記試験で科目ごとの合否が判定されます。科目別合格制度があり、合格した科目は一定期間免除されるため、複数年かけて取得を目指す社会人も多い試験です。受験資格の制限はなく、製造業の環境管理部門の担当者や設備管理者、環境分野への就職を目指す学生などが幅広く受験しています。

工場の環境管理体制に不可欠な資格として企業からの需要が安定している点が特徴です。受験料や実施方法は変更される場合があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。

公害防止管理者の基本情報

主催団体 一般社団法人産業環境管理協会
区分 国家資格
受験料の目安 区分により6,400円〜6,800円
受験方式 会場(筆記・マークシート方式)
開催時期の目安 年1回(10月上旬)
級・レベル構成 大気関係1〜4種・水質関係1〜4種・騒音振動関係・特定粉じん関係・一般粉じん関係・ダイオキシン類関係・公害防止主任管理者の13区分
難易度・合格率の目安 中級〜上級(合格率 約20〜30%・区分や年度により変動)
公式サイト www.jemai.or.jp

※受験料・日程・試験内容は年度により変動する場合があります。お申し込み前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

こんな人におすすめ

  • 製造業の工場で環境管理や設備管理を担当している人
  • 大気・水質などの環境法規制の実務知識を身につけたい人
  • 環境部門への配属や環境分野への転職を目指す社会人
  • 化学系・環境系の学部で学び資格で強みをつくりたい学生

取得後の活かし方

公害防止管理者は法律で選任が義務づけられた必置資格のため、対象工場を持つ製造業では常に有資格者の需要があります。工場勤務者がキャリアアップのために取得するケースが多く、昇進や資格手当につながる企業もあります。

また、環境コンサルタントや分析機関への転職でも、大気・水質などの法規制と測定技術の知識が評価されます。環境計量士やエネルギー管理士など関連資格と組み合わせれば、工場の環境・エネルギー管理を総合的に担う人材として活躍の場が広がります。

公式サイトで詳細を見る

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