第三種冷凍機械責任者は、高圧ガス保安法に基づく国家資格「高圧ガス製造保安責任者」の一区分で、1日の冷凍能力が100トン未満の冷凍設備において保安業務を行うために必要な資格です。冷凍空調機器を扱うビルや食品工場、冷凍倉庫などで需要があり、試験は経済産業大臣指定試験機関である高圧ガス保安協会(KHK)が実施しています。
試験は毎年11月に全国の会場で年1回実施され、受験資格の制限はなく誰でも受験できます。試験科目は「法令」と「保安管理技術」の2科目で、いずれもマークシート式です。高圧ガス保安協会が実施する講習を受講し検定に合格すると、国家試験では法令のみの受験で済む科目免除制度もあります。冷凍サイクルや冷媒の性質など専門的な内容を含みますが、計算問題が少なく、冷凍機械責任者の中では最も取り組みやすい区分です。試験時間は法令が60分、保安管理技術が90分です。
受験者はビルメンテナンス業界や食品・物流業界の設備担当者、設備系資格を揃えたい社会人が中心です。第二種・第一種と上位資格に進めば、より大きな冷凍能力の設備を扱えるようになります。試験手数料や日程は変更される場合があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。
第三種冷凍機械責任者の基本情報
| 主催団体 | 高圧ガス保安協会 |
|---|---|
| 区分 | 国家資格 |
| 受験料の目安 | 電子申請 9,800円・書面申請 10,300円 |
| 受験方式 | 会場受験(マークシート式筆記試験) |
| 開催時期の目安 | 年1回(11月) |
| 級・レベル構成 | 第三種(上位区分として第二種・第一種冷凍機械責任者) |
| 難易度・合格率の目安 | 中級(合格率 約30〜40%・年度により変動) |
| 公式サイト | www.khk.or.jp |
※受験料・日程・試験内容は年度により変動する場合があります。お申し込み前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
こんな人におすすめ
- ビルメンテナンス・設備管理業界で働く方・目指す方
- 食品工場や冷凍倉庫の設備管理を担当している方
- 電験・ボイラーなどと合わせて設備系資格を揃えたい方
- 受験資格不問の国家資格に挑戦したい方
取得後の活かし方
第三種冷凍機械責任者は、冷凍設備を持つ事業所で保安責任者として選任されるための資格で、ビル管理・食品・物流業界の求人で歓迎条件に挙げられることが多い資格です。設備管理の現場では冷凍空調の知識そのものが日常業務に直結します。
ビルメン業界では電気工事士・ボイラー技士・危険物取扱者と並ぶ定番資格のひとつに数えられ、複数取得することで転職や資格手当の面で有利になります。上位の第二種・第一種へのステップアップも可能です。



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