溶接技能者評価試験は、一般社団法人日本溶接協会がJIS(日本産業規格)やWES(日本溶接協会規格)に基づいて実施する技能認証制度で、溶接作業に従事する技能者の技量を評価し、資格として格付け・認証するものです。手溶接(被覆アーク溶接)、半自動溶接、ステンレス鋼溶接、チタン溶接など多くの種目があり、鋼構造物の製作現場で広く求められている資格です。
試験は学科試験と実技試験で構成され、実技では溶接した試験材の外観検査や曲げ試験などにより技量が客観的に評価されます。各種目は下向き姿勢などの基本級と、立向き・横向き・上向き・管の溶接といった専門級に分かれており、基本級は1か月以上、専門級は3か月以上の溶接実務経験が受験要件です。試験は全国の地区溶接協会など指定機関で年間を通じて実施され、申込はWebシステム「e-Weld」で行います。
受験者は建設・造船・プラント・製缶などの現場で働く溶接工が中心で、公共工事や各種工事の仕様書で本資格の保有が求められる場面も多くあります。資格には有効期間があり継続には更新(サーベイランス)や再評価試験が必要です。受験料は種目により異なるため、最新の料金・日程は公式サイトや受験地区の指定機関でご確認ください。
溶接技能者評価試験の基本情報
| 主催団体 | 一般社団法人日本溶接協会 |
|---|---|
| 区分 | 民間検定 |
| 受験料の目安 | 溶接方法・材料・板厚などの種目により異なる(非会員は別途事務取扱手数料3,300円/種目) |
| 受験方式 | 会場受験(実技試験。新規受験時は学科試験あり) |
| 開催時期の目安 | 全国の指定機関・地区溶接協会で年間を通じて随時実施 |
| 級・レベル構成 | 基本級・専門級(手溶接・半自動溶接・ステンレス鋼溶接など種目別に認証) |
| 難易度・合格率の目安 | 初級〜中級(実技中心で種目・姿勢により難易度が変動、実務経験が受験要件) |
| 公式サイト | www.jwes.or.jp |
※受験料・日程・試験内容は年度により変動する場合があります。お申し込み前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
こんな人におすすめ
- 建設・造船・プラントなどで溶接作業に従事している方
- 工事仕様書で求められるJIS溶接資格が必要な方
- 溶接工として転職・単価アップを目指す方
- 製造業で技能の客観的な証明が欲しい方
取得後の活かし方
溶接技能者評価試験の資格は、公共工事や鉄骨・橋梁・圧力容器などの製作で仕様書に明記されることが多く、溶接工として働くうえで実質的な必須資格となっています。資格の種目と級を増やすほど従事できる作業範囲が広がり、待遇改善に直結します。
基本級から始めて専門級へ、さらに溶接管理技術者や溶接作業指導者などの上位資格へ進むキャリアパスもあり、人手不足が続く溶接業界では資格保有者の価値が高まり続けています。



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