全国通訳案内士

語学

全国通訳案内士は、報酬を得て外国人旅行者に付き添い、外国語で旅行に関する案内を行うための国家資格です。通訳案内士法に基づいて実施される語学系では唯一の国家試験であり、日本政府観光局(JNTO)が試験事務を担当しています。英語・中国語・韓国語・フランス語など10言語で受験でき、訪日外国人観光客の増加を背景に、観光立国を支える専門人材として注目されています。

試験は年1回で、筆記試験と口述試験の2段階で行われます(2026年度は筆記試験が8月16日、口述試験が11月29日に実施)。筆記試験では外国語に加えて、日本地理・日本歴史・産業や経済等の一般常識・通訳案内の実務の知識が問われ、口述試験では通訳案内の現場を想定した実践的なコミュニケーション能力が評価されます。語学力だけでなく、日本の文化や観光に関する幅広い教養が求められる点が大きな特徴です。

合格して都道府県に登録すると「全国通訳案内士」として活動でき、通訳ガイドとしての独立開業や旅行会社・観光関連企業での活躍につながります。英検1級やTOEICの所定スコア等による外国語筆記試験の免除制度もあり、語学学習の集大成となる目標としても人気の高い資格です。なお、2018年の法改正で資格がなくても有償ガイド業務は可能になりましたが、「全国通訳案内士」の名称を使えるのは有資格者のみであり、専門性の証明としての価値は今も揺るぎません。

全国通訳案内士の基本情報

主催団体 日本政府観光局(JNTO)
区分 国家資格
受験料の目安 一カ国語受験 14,850円・二カ国語受験 29,700円
受験方式 筆記試験(マークシート方式)と口述試験の2段階
開催時期の目安 年1回(2026年度は筆記試験8月16日、口述試験11月29日)
級・レベル構成 級区分なし(英語・中国語・韓国語・フランス語・スペイン語・ドイツ語・イタリア語・ポルトガル語・ロシア語・タイ語の10言語で実施)
難易度・合格率の目安 難しい(語学力に加え日本地理・歴史・一般常識・実務の知識が必要)
公式サイト www.jnto.go.jp

※受験料・日程・試験内容は年度により変動する場合があります。お申し込み前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

こんな人におすすめ

  • 語学力を活かして観光・インバウンド分野で働きたい方
  • 通訳ガイドとして独立・副業を目指す方
  • 日本の歴史・地理・文化を体系的に学び直したい方
  • 語学系で唯一の国家資格を履歴書に加えたい方

取得後の活かし方

合格後に都道府県へ登録すると、全国通訳案内士として外国人旅行者への有償ガイド業務を行えます。旅行会社や通訳ガイド団体に登録し、フリーランスとして活動する人が多いのが特徴です。

旅行・観光業界やホテル業界への就職・転職では、高度な語学力と日本に関する教養の証明として高く評価されます。地域の観光ボランティアや国際交流活動など、地域社会での活躍にもつながります。

公式サイトで詳細を見る

コメント

タイトルとURLをコピーしました