既存住宅状況調査技術者は、国土交通省の登録を受けた講習制度に基づく資格で、中古住宅(既存住宅)の状況調査を適切に行える技術者であることを証明します。平成29年に創設されたこの制度は、中古住宅の売買を安心して行える環境づくりを目的としています。平成30年の宅地建物取引業法の改正により、中古住宅の売買では、状況調査(インスペクション)を実施しているかどうかや、その結果を重要事項説明で伝えることが求められるようになり、調査を担う技術者の役割が重要性を増しています。
既存住宅状況調査技術者は、住宅の基礎や外壁、屋根、室内などに生じている劣化や不具合の有無を、目視などによって調査します。構造上の安全性や雨漏りに関わる部分を中心に、住宅の現況を客観的に把握し、その結果を報告する専門的な業務を担います。こうした調査を的確に行うには建築の専門知識が不可欠なため、受講にあたっては建築士の資格を持っていることが前提となっています。建築士としての知見を、中古住宅の品質評価という分野に活かせる資格です。
資格は、国土交通省に登録された機関が実施する講習を受講し、修了考査に合格することで取得できます。受講料にはテキスト代や登録料、登録証カードの発行費用などが含まれます。中古住宅の流通が活発化するなか、買主が安心して住宅を購入できるよう支える技術者として、不動産取引の現場での需要が高まっています。建築士として活躍の幅を広げたい人や、住宅の品質にかかわる仕事に取り組みたい人に適した資格です。費用や制度の詳細は変わることがあるため、最新情報は公式サイトでの確認をおすすめします。
既存住宅状況調査技術者の基本情報
| 主催団体 | 一般社団法人日本建築士事務所協会連合会ほか(国土交通省登録講習) |
|---|---|
| 区分 | 民間資格 |
| 受験料の目安 | 21,450円(税込・テキスト代・登録料・登録証カード発行等含む) |
| 受験方式 | 講習の受講+修了考査 |
| 開催時期の目安 | 講習実施機関が随時開催 |
| 級・レベル構成 | 級区分なし |
| 難易度・合格率の目安 | 中級(建築士資格の保有が受講の前提) |
| 公式サイト | njr.or.jp |
※受験料・日程・試験内容は年度により変動する場合があります。お申し込み前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
こんな人におすすめ
- 中古住宅の状況調査(インスペクション)を担いたい建築士
- 不動産取引に関わる住宅の品質評価をしたい人
- 住宅診断の業務に取り組みたい建築の専門家
- 建築士として活躍の幅を広げたい人
取得後の活かし方
既存住宅状況調査技術者は、中古住宅の売買で求められる状況調査を実施できる技術者として、不動産取引の現場で役立ちます。宅地建物取引業法で調査結果の説明が関わる場面が定められたことにより、調査を担える有資格者の需要が高まっています。
建築士がこの資格を取得することで、設計や工事監理に加え、中古住宅の品質評価という新たな業務領域に進出できます。不動産会社や住宅診断会社と連携し、買主が安心して住宅を購入できるよう支える専門家として、活躍の場を広げられる資格です。
よくある質問
Q. 既存住宅状況調査技術者の受験料はいくらですか?
A. 21,450円(税込・テキスト代・登録料・登録証カード発行等含む)
Q. 既存住宅状況調査技術者の難易度・合格率はどのくらいですか?
A. 中級(建築士資格の保有が受講の前提)
Q. 既存住宅状況調査技術者はどのように受験しますか?
A. 講習の受講+修了考査
Q. 既存住宅状況調査技術者はいつ受験できますか?
A. 講習実施機関が随時開催



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