建設業経理士検定は、一般財団法人建設業振興基金が実施する、建設業特有の会計知識と処理能力を認定する検定試験です。1級・2級は建設業法施行規則に基づく「登録経理試験」に位置づけられ、公共工事の入札に関わる経営事項審査(経審)において1級・2級の有資格者数が企業の評価対象となるため、建設業界で高く評価される資格です。
試験は年2回(9月・3月)実施され、受験料は2級7,120円、1級は1科目8,120円・2科目同時11,420円・3科目同時14,720円(ネット申込手数料込み・税込)です。1級は財務諸表・財務分析・原価計算の3科目すべてに合格することで取得できる科目合格制です。入門者向けには、同基金が独自に実施する3級・4級の建設業経理事務士検定も用意されています。
建設会社の経理部門への就職・転職では実務に直結する強みとなり、企業側にも有資格者を確保するメリットがあることから、資格手当の対象とする会社も見られます。日商簿記の学習経験者であれば、建設業会計特有の論点を上乗せする形で効率的に学習を進められます。建設業は工事ごとの原価管理や独特の勘定科目など、一般の商業簿記とは異なる会計処理が多く、専門知識を持つ人材の価値が高い分野です。
建設業経理士検定の基本情報
| 主催団体 | 一般財団法人建設業振興基金 |
|---|---|
| 区分 | 公的資格 |
| 受験料の目安 | 2級 7,120円、1級 1科目8,120円・2科目同時11,420円・3科目同時14,720円(ネット申込手数料込・税込) |
| 受験方式 | 会場での筆記試験 |
| 開催時期の目安 | 年2回(9月・3月) |
| 級・レベル構成 | 1級(財務諸表・財務分析・原価計算の3科目)・2級。入門者向けに3級・4級(建設業経理事務士) |
| 難易度・合格率の目安 | 2級は普通(簿記学習者なら取り組みやすい)、1級は難しい |
| 公式サイト | www.keiri-kentei.jp |
※受験料・日程・試験内容は年度により変動する場合があります。お申し込み前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
こんな人におすすめ
- 建設会社・工務店の経理部門で働く方・働きたい方
- 日商簿記の知識を業界特化型の資格に発展させたい方
- 経営事項審査の加点に貢献できる人材になりたい方
- 建設業界で事務職としての市場価値を高めたい方
取得後の活かし方
建設業の経理職の求人では歓迎・優遇条件となることが多く、転職時の強力なアピール材料になります。有資格者は経審の評価対象となるため社内での存在価値も高まります。
工事原価の管理や建設業財務諸表の作成など日常業務に直結し、2級から1級へ進めば財務分析まで担える建設業経理のスペシャリストを目指せます。



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