コンクリート診断士は、公益社団法人日本コンクリート工学会が実施する、コンクリート構造物の劣化状況を的確に診断し、適切な維持管理や補修・補強の方針を判断できる技術者を認定する資格です。橋やトンネル、建築物などのコンクリート構造物は経年により劣化が進むため、その状態を正しく評価し、長く安全に使い続けるための診断技術を持つ専門家が求められています。
受験にあたっては、まず所定の講習をeラーニングで受講する必要があります。そのうえで、コンクリートの劣化のメカニズム、調査・試験の方法、劣化予測や補修・補強の考え方など幅広い知識が問われる筆記試験に臨みます。試験は四肢択一式の問題に加え、与えられた条件から診断や対策を論じる記述式の問題も出題され、実務に即した総合的な診断力が評価されます。
高度経済成長期に建設された社会インフラの老朽化が進むなか、コンクリート構造物の維持管理はますます重要な課題となっています。既にコンクリート技士などの資格や実務経験を持つ技術者が上位のステップとして目指すことが多く、構造物の長寿命化を支える専門資格として高い評価を得ています。
コンクリート診断士の基本情報
| 主催団体 | 公益社団法人日本コンクリート工学会 |
|---|---|
| 区分 | 民間資格 |
| 受験料の目安 | 一般16,170円、学生15,400円 |
| 受験方式 | eラーニングによる講習受講後、会場での択一式・記述式による筆記試験 |
| 開催時期の目安 | 年1回(7月に実施) |
| 級・レベル構成 | 等級区分なし(合否判定) |
| 難易度・合格率の目安 | 上級 |
| 公式サイト | www.jci-net.or.jp |
※受験料・日程・試験内容は年度により変動する場合があります。お申し込み前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
こんな人におすすめ
- コンクリート構造物の維持管理や補修に携わる技術者
- 建設会社やコンサルタントで診断業務を担当する方
- コンクリート技士などの上位資格を目指す方
- インフラの老朽化対策に関する専門性を高めたい方
取得後の活かし方
コンクリート診断士の資格は、橋梁やトンネル、建築物などのコンクリート構造物の点検・診断業務において、専門的な判断ができる技術者であることを示す証明として活用できます。建設コンサルタントや維持管理業務を担う企業では、こうした診断能力を持つ人材が重視されており、業務の受注や技術者としての評価につながります。
また、社会インフラの老朽化対策が国の重要課題となるなか、点検・診断の資格保有者への需要は高まっています。実務経験と組み合わせることで、補修・補強の設計や工事監理といった幅広い業務へと専門性を広げる基盤となり、建設分野でのキャリア形成に役立つ資格です。
よくある質問
Q. コンクリート診断士の受験料はいくらですか?
A. 一般16,170円、学生15,400円
Q. コンクリート診断士の難易度・合格率はどのくらいですか?
A. 上級
Q. コンクリート診断士はどのように受験しますか?
A. eラーニングによる講習受講後、会場での択一式・記述式による筆記試験
Q. コンクリート診断士はいつ受験できますか?
A. 年1回(7月に実施)



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